犬との別れ~死別を乗り越えるには~
こんな悲しみは『もう二度と味わいたくない』。
子供のころから決して人前で涙は見せないように育てられてきましたが、一人でいるときは泣きました。たぶんどんな男性よりも泣いたんじゃないかな。本当に恥ずかしいぐらいにいつまでいつまでも。恥ずかしながら私は泣き虫です。大人になっても本当はこっそりこっそり泣いてます。でも私が死んだときは「私の遺体を囲む人たちは泣いて、私は笑う」ような、そんな人生にしたい。
別れの定め
命あるものには必ず別れの定めがある。どんなに愛する人と出会っても、お別れの日が必ずやって来る。わたしも死に、あなたも死にます。
言葉で理解しても、本当に難しい。たくさんの人や宗教がこの難問に挑戦しましたが、人生では私たち一人ひとりがこの宇宙の真理に挑戦しなくてはなりません。
愛犬との死別を乗り越える方法
この夏にもたくさんの家族、犬を失った人たちがいる。何度経験しても本当に狂ってしまうほど悲しい。命をなんとも思わない人は死別を悲しまないけれど、あなたが悲しいのは「それだけ愛犬を愛していたという証拠」。どれだけ愛していたか。
死別を乗り越えるためには、愛情をもってその事実を受け止めることしかできないと思います。
愛する者がいなくなっても、一緒に暮らしててきた素晴らしい日々は決して消えない。たとえ記憶から忘れ去られても、たくさんの思い出はこの宇宙に刻まれています。命の記憶は歴史よりも深く深く宇宙のレコード板に彫り込まれます。
たくさんの命が影響し合って今の私たちがいる。たくさん泣いて悲しんで自分の体にも思い出を深く深く彫り込もう。先にこの世を去った命への感謝と思い出を胸にまた一歩ずつ歩き出せます。