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就寝中の夜中の火事…起こしてくれたのは2匹のポメラニアン!?

コラム
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埼玉県の加須消防署が感謝状を贈りました「ポメラニアンに!」。家族の寝静まった深夜の火災。危険を感じ取った2匹のポメラニアン、マロン君(♂10歳)とあずきちゃん(♀4歳)は一家4人の命を救いました。

家族の就寝中、隣の部屋にいた2匹のポメラニアンは一生懸命に吠えました。飛び起きて窓を見ると既に炎が明るく…。

かわいいポメたちの姿を見ていると、ほのぼのとした気持ちになってしまいますが、深夜の火災は本当に恐ろしいもの。いち早く危険を感じ取って家族を命の危機から救ってくれたポメちゃんたちは、お手柄です!

深夜、就寝中の火災の恐ろしさ「逃げ遅れ」

火災のニュースで「逃げ遅れて」という言葉を目にしませんか。特にこの言葉が目立つのが深夜未明の火災です。

「どうして逃げられないの? 日本の住宅なら走ってなんとかなりそうなのに…」と思ってしまいそうですが、深夜火災はそう簡単に逃げられません。逃げられないどころか、火事に気づくより前に意識を失ってしまうかもしれません。

一酸化炭素中毒

日本の火事で亡くなる人の約40%は、一酸化炭素中毒(CO中毒)が原因です。

一酸化炭素が恐ろしいのは知ってる方も多いですよね。

無色透明で臭いもないから、気がつきにくい気体です。まだ炎が上がってない状態でも発生するので知らない間に吸い込んでしまいます。

一酸化炭素を吸ってしまうと、身体が動かなくなったり、意識を失ってしまうので助けを呼ぶこともできなくなってしまいます。

就寝中の火災では眠ったまま一酸化炭素を吸い込んでしまい、寝室でそのまま犠牲になってしまうケースが多いです。

深夜未明の火災、もし犬がいなかったら…

人が深夜の火災から身を守るために必要なのは、火災の発生にいち早く気づくこと。でも就寝中は難しいです。

だから火災報知器が必要なんだけど、色んな検知式があったり設置場所によっては火災の発見が遅れてしまうこともありますね。

煙に巻かれてしまってからではアウト。

今回の埼玉県の火事も燃えていたのは「外のテラスのひさし」です。2匹のワンコが感知していなかったら本当に危なかったと思う。

人より早く危険を察知できる」。

そんな犬という動物が家族として家にいてくれること。いいね!

犬が火事を飼い主に知らせてくれた事例

「犬が吠えて火災を飼い主に知らせてくれた」という事例は世界各地で報告されています。

火傷を負ってまで飼い主の元に駆けつけてくれた犬、ガス漏れを検知した老犬、他人に助けを求めて呼んできた犬。

火事に関する色んなヒーロードッグのお話がありますが、今回のようにただ吠えて危険を知らせるという単純な事例が一番多く人間の命を救っているようです。

吠えないように躾けられたプードルが吠えて火災を知らせた

ちょうど今、アメリカで話題になってる犬ニュースです。(2019年6月6日)

Dog saves Tennessee family from house fire

「私たちはマギーのおかげで生きている」

テネシー州のレバノン市で、早朝の午前4時頃に火事がありました。もちろん家族は眠っていたので、犬が知らせてくれなければ大惨事に…。

幸いなことに、犬が火災を知らせてくれたので、家族は迅速に避難することができました。家は燃えてしまったけど、プードルのマギーのおかげで家族全員みんな無事です。

というニュースでした。2点、興味深いところがありますよ。

1.火災報知器よりも早く犬が火災を知らせていた

火災は家の裏のデッキから始まって、まだ火災報知器さえ作動していませんでした。その段階で飼い主を起こしてくれたから、避難して消防に通報するのにも十分な時間が確保できたそうです。

2.介助犬として吠えないようにトレーニングされていた

マギーとモルガンという2匹プードルは、介助犬として家では吠えないようにトレーニングされていました。

“My wife has them trained as service animals, so they’re not allowed to bark in the house,”

でもマギーは家族の危険を感じて吠えました。

普段、吠えないはずの犬が吠えていたので飼い主はすぐに異変に気づくことができました。

一方、モーガンはドアの前で音を立てて踊るような仕草で飼い主に危険を知らせました。吠えられない中でも、必死に飼い主さんの視線を火事に向けようとしたのですね。

ワンコたち、グッジョブ!

犬の鋭い感覚に救われたことはありますか?

「犬は人より先に色んなものを感知できる」。

小さな小さな物音だったり、かすかなニオイの変化だったり。日常の暮らしの中でも犬と暮らしていると驚かされることは色々ありますね。

火事を未然に防いでくれたワンコ

火事に吠えてくれた犬はうちにもいました。子供の頃のお話です。

小雨の降る早朝の5時前。外飼いのオスの雑種が、裏庭で酷く吠え続けていました。気になった私が犬小屋を見に行っても特に何にもなし。

新聞を取りに行こうと表に回ったら…「玄関の周りが煙モクモク!!?」

壁の中が燃えていたんですよ。湿度のある小雨の朝だったから玄関の外が煙で真っ白。

父を起こしてすぐに119番通報しました。消防車はすぐに駆け付けて、炎が出る前に火を消し止めることができました。

小雨が降っていたのも幸運でしたし、裏庭に雑種ワンコがいたのも幸運でした。

しかも、犬の名前は「ラッキー」なんですよ!

ちなみにラッキーは、番犬なので普段からメチャメチャメチャ吠えました(笑)

チワワのコペリ…クマを感知する

今の地域に引っ越してきたばかりの頃は、まさかこんな身近に野生動物がいるとは思いもよらず、それが楽しくて子供たちと野山を散策したものでした。

人里からぜんぜん離れていないのにサルがいて、リスがいて、キツネもいて。奈良でもないのに、野生のシカとこんな近くに接近できたり。自然学習を兼ねての楽しい楽しい山歩きでした。

フィールドサインからの動物探しは面白いです。キツネとか、地元の人もいることを知らなかったりします。でも、やっぱり自然には危険がつきものなんですね。

ある日、動物探しではなくて大きな公園で散歩をしていたときのこと。

急にコペリが「そっちには行かないよ~」という素振りを見せました。

こんな感じで。

お散歩中の立ち止まりは良くないので、私は先に進もうとします。仕方なくゆっくり歩きだしたコペリですが、何か様子がおかしい。体が小刻みに震えているんです。

「チワワは震えるよね」と思いながら先に進むのですが、震えはどんどん大きくなっていきました。コペリがブルブルしながら「やっぱりそっちには絶対行かないっ!」と私に伝えた時がギリギリセーフ…。

私にも気づく距離の茂みの中に大きな黒い影が現れました。クマのプーさんじゃなくて…正真正銘の森のくまさん。しかも子連れのツキノワグマです。コペリが先に気がつかなかったら間違いなく鉢合わせてしまうところでした。

コペリ、良い子!

後ずさりするように、そーっとその場を去り、公園の管理人さんに連絡。その後、地域ではあちこちで熊の目撃情報が寄せられていました。

依頼、山の近くの公園に行くときにはクマ除けの鈴ではなくて、コペリが必需品です。