【犬のしつけ】お外で排泄は絶対ダメです。

コラム
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高速道路の新しいサービスエリアで気品溢れるマダムにコペリが褒められた。きらっきらの高級車ときらっきらのお犬さんを前にド庶民の私はちょっと緊張してしまいましたよ。私でも知ってるような有名人な方なので犬種とか車種とかは言えませんが、大きな犬をお連れでいらっしゃいました。コペリのトイレのさせ方が良かったみたい。

コペリのトイレ事情

コペリだけではなくて、子供の頃から私と暮らしてきた犬たちは基本的にトイレだけで排泄させます。大型犬でもです。大型犬がいた頃は、敷地の中に水洗いできるトイレがありましたから基本的にそこでだけ。どうしても出先でするときは一番大きなトイレシートにさせていました。大型犬の排泄物を毎回シートで処理するのはちょっと骨が折れますね。今の私の環境では日本の住宅環境にもピッタリなチワワのコペリが大変便利でお得です。なんて言ったらコペリに怒られちゃいますね(笑)。でも本当に他の小型犬と比べても小さなチワワはトイレもほんとに楽ちんです。

マダムの大型犬のトイレ事情

お屋敷の中に犬のトイレ。外出中はトイレさせない。えっ(笑)  と思いましたが、基本的に外では排泄の必要がないようにしていて、必要な時には指示通りにシートでもどこでもできるようにトレーニングできてるそうです。トレーニングというより訓練されたお犬さんという感じでとても美しい子でした。

マダムがコペリを褒めてくれたこと

コペリはチワワ用の小さいトイレで普通におしっこして、片付けの間待たせていただけ。マダムの関心は別のところにありました。目の前にトイレ付きの新しいドッグランがあるのにそこで排泄させなかったことです。だって出来立てのサービスエリアなのにホントに汚いんですもん。私も結構ガッカリしましたが、マダムは内心本気でご立腹だったと思う。ドッグランだけじゃなくて、そのサービスエリア自体が犬のおしっこだらけなんですから。場所によりきりですが「不潔だからそういうドッグランには入れたくない」という気持ちが分かる方いらっしゃいますよね。トイレのしつけをしない飼い主さんって本当に迷惑。こういう場所を見てしまったら思ってしまいます。

水をかけることがマナーじゃない

犬のトイレマナーの基本は、自分の犬の排泄物を自分の家で処分すること。今では市役所など地方自治体のwebにも「トイレは散歩前に家の中で済ませる」ということがしっかり書かれてます。もし誤って飼い犬が外で排泄をしてしまった場合にはフンは持ち帰ります。尿は最低限のマナーとして水をかけて洗い流すのです。

【犬のしつけ】心構え

犬が好きな人は、犬を人間社会で迷惑な存在にしたくないと考えてるはずです。犬を飼うということは、犬のする全ての事に飼い主が責任をもつこと。犬が吠えれば飼い主が吠えているのと同じことで、散歩中におしっこをさせれば、飼い主がおしっこを撒いたのと同じことです。本当に犬を大切にしたい人たちは、犬が人間社会で愛される存在でいられるようにきちんと考えて行動しなくてはなりません。

犬のトイレマナー

犬のトイレマナーは外ではさせないのが大前提。犬が苦手な人がいます。犬アレルギーの人もいます。犬を飼わない人がいます。飼いたくても飼わない人が大勢います。犬に迷惑している人がいます。そういう方々へ配慮する気持ちがあったら、散歩と排泄をセットにして毎日、公共物や他人物に排泄物をまき散らすようなことはできないはずです。

日本には野良犬や野犬がほぼいません。街や公園が犬の排泄物で汚れているのは全て飼い犬によるものです。心無い飼い主たちに責任があります。

電信柱や建物の塀、街路樹や植え込み、道端に咲く綺麗な花でも、犬の散歩道にあるものは素手で触れないほどに汚れています。なんでも手に触れたがる小さな小さな子供たちにとって、腐敗した動物の糞尿由来の雑菌は脅威です。

数年前には、犬の尿で払拭した鉄柱が倒れて子供が大けがをするという事故も起きました。あの事故も鉄柱に排泄させていた飼い主たちが引き起こした人災だと思います。今も状況はあまり変わっていないようです。ネット上では罰則化を求める意見を見かけるようになりましたが、私も賛成せざるを得ない心境です。

犬の散歩とセットで排泄させる人の特徴

トイレのしつけができない

犬にトイレトレーニングを施す知識、能力がない。ドッグスクールに通う金銭的、時間的な余裕がない。トレーニングする意思がない。

モラル、マナー意識の欠如

犬は外で排泄をするのが当たり前だと考えている人。実際は自分の手で街や公園に排泄物をまき散らしているのと同じ行為。

犬のためにやっているという勘違い。しつけのできていない犬がいることで、犬が出入りできる場所が減る(犬の入場禁止、入店禁止など)。

みんながやってるからという勘違い。しつけのできた犬は外で排泄しないので目にする機会がない。見えるのはモラルの低い飼い主に飼われた犬たち。犬のせいではなく全て飼い主の責任。

トイレの費用が出せない

犬用トイレ、トイレシート、清掃用品を購入する費用を出せない。自分のための節約意識のために他人に迷惑をかける。

犬にトイレをしつけるメリット

排泄物で汚されない

トイレで排泄できる犬は、家も街も車の中も排泄物で汚さない。

外でしか排泄できない犬は散歩が欠かせない

雨の日でも風の日でも熱い日でも寒い日でも排泄のための散歩に出かけなくてはいけません。排泄を我慢させたまま家に閉じ込めておくのは犬に不必要な苦痛を与える虐待に近い行為です。

コストが掛からない

初期費用は犬用トイレの購入代金。ランニングコストはトイレシート代と消毒剤や消臭剤などの費用のみ。当然に費用はかかりますが、建物や家財を汚されることに比べれば大したお金はかからない。外でさせた方がお金がかからないという意見もありますが、他人物や公共物を汚している場合や劣化させている場合は税金などで費用を他人に押し付けていることを忘れてはいけない。公園などでは犬の尿によって使えなくなっているもの、場所があること、それに対してもお金がかかっていることを考えなくてはいけない。犬の糞尿禁止の看板代も多くは税金を通じて他人が立て替えています。

犬の自由が増える

トイレができて、いたずらをしない犬は家の中で出しっぱなしにすることができます。海外ではトイレができないからと檻に閉じ込めておくような行為は動物虐待とみなされる国があります。トイレのしつけができていると色々な場所に連れていくことができます。車の長時間の移動の際も人の指示により前もって排泄がしておけると安心です。

狭い日本の中で犬と人が仲良く暮らせるように、犬の排泄物は飼い主が責任をもって始末しなくてはいけません。犬を飼ったらしっかりとしつけをして、ご近所からも誰からも理解を得られるような気配りが大事だと思います。