怖がりの犬にしないとか、犬の怖がりを治すとか。
毎日の暮らしの中で、いつも人間が先回りしてゆっくり慣らしてあげると、ほとんどのことは対応できると思います。
大きな音も、犬が不安を抱く物や場所も、知らない人や生き物も、犬が怖がらないレベルからゆっくりゆっくり慣らす。そうすると、飼い主さんが大丈夫と教えてあげたい事はワンコにも伝わります。
チワワのコペリは「物怖じしない子だね」とか「強い子だね」って褒めてもらったりします。でもコペリは強い犬ではないし、勇気があるわけでもありません。
コペリが色んな物を怖がらないのは「怖さを知らない」からです。
「大きな音が鳴ってるけど、痛い思いはしない」
「見慣れない人や生き物がいるけど、痛いことはされない」
「ごはんやおもちゃは取られない」
「歯磨きや爪切り、グルーミングやお風呂は嬉しい」
「家族は必ず帰ってくる」
「ワンコはみんなお友達」
そうやって色んなものを信じていけるようにコペリを育てました。
コペリを噛んでしまった不安で怖がりな大型犬
犬は多くのことを信じていてもいいけれど、飼い主は愛犬のために疑わなくてはいけない時があります。犬よりも先に危険を察知して、犬を守らなくてはいけないからです。
とうとう私は失敗してしまって、コペリに怖い思いをさせてしまいました。
散歩中にコペリが少し噛まれてしまったんです。。
この日はいつもの散歩でした。
前から大きな犬が来たけれど、距離をとってるから大丈夫。
コペリはそのまままっすぐ通り過ぎるだけ。
まさかリードが伸びてくるとは思いもよらず、油断してました。
瞬きをする間に大きな犬がコペリに飛び掛かりコペリが悲鳴を上げました。
飼い主さんは慌てて犬を引き寄せて、私とコペリにお詫びの言葉。
ちょっと突き飛ばされてカプっとされただけならコペリは平気。
だけど今回は少し強かったし、その後に起きた出来事でコペリの心の傷は小さくなさそう。
お詫びの後に、飼い主さんは大きな声で犬を叱りはじめました。
コペリの見ている前で、その子の頭を何度も何度も叩いたんです。
それを見てコペリは震え上がってしまって。抱いていてもしばらく震えが収まりませんでした。
私が、犬たちに一番見せたくない人間の姿です。
噛んでしまった子は、なんで飼い主さんに怒られてるのか分かりませんし、コペリも何が起きてるのか分かりません。コペリもその子もただ怖くて怖くて仕方がないのです。
噛んでしまった子の気持ちは不安と恐れでいっぱい。
「ぼくの飼い主はいつも突然、ぼくを叩くの。だからとても不安なの」
「小さな犬が怖いの、こうやって威嚇しないと通れないの」
その子はチワワのコペリが怖かっただけなんです。
こういう子の飛びつき防止のしつけなんてたぶん簡単なのに。
きっと安心させてあげるだけで…。
「飼い主さんの手が怖い。とても怖い。」
「ぼくは、どうしていいのか分からない。」
飼い主さんに伝えたかったなと思ってモヤモヤしてます。
犬のトラウマと治し方
それからコペリの様子は少しだけ変です。
今たぶん、コペリは同じ道を歩けません。
いろいろ変です。よくあるお話ですよね。
犬と暮らしてきて色んなトラウマを見てきましたが、私はこういうのを治すのが苦手です。
難しいですよね。大きな犬に突然噛みつかれたら、人間だって犬が怖くなってしまいます。
犬の場合は人より複雑で、怖い経験を色んなものと結びつけてしまうから、何を怖がってるのか隅々まで見てあげないとなかなか元に戻りません。
怖くなるのは犬だけじゃなくて、声や音、匂い、場所、天候、飼い主さんのような姿・服装・しぐさ・雰囲気の人、犬を叩いた人間の手とか。だから、ただ同じ道を通れるようにしても、いろんな所で後遺症が残ってしまうんですよね。
現状のコペリは、やっぱり変。
何を怖がっているのかコペリに聞きながらゆっくり時間をかけて治してあげたいと思います。
コペリの相棒にホワイトシェパードを家族に迎えたらどうかな。
ドッグランとかでもホワイトシェパードに本気で戦いを挑む子ってあんまりいないイメージありません? という私の勝手なイメージ (^^♪
愚痴みたいになってしまいましたが、まとまらない日記を最後まで読んで頂きありがとうございました。