PR

【犬のしつけ】リードを上手に使うための心構え ー コペリの場合

犬のしつけ
この記事は約5分で読めます。
スポンサーリンク

チワワのコペリの家では子供たちに「リードは犬と人が手をつなぐためにあるんだよ」って教えてます。日本で犬を散歩するには必ずリードが必要ですが、ただの義務じゃなくて、こんな風に考えるとリードも楽しく使えます。

リードは何のためにある?

日本の法令で散歩にリードが義務付けられているのは安全のため。ノーリードの散歩が認められている自治体はありません。リードをつけていると他人も安全で愛犬も安心です。

法令が無くてもコペリ家はリードを使うと思います。人のために「犬を縛り付けるだけの物」なんて考えたら嫌になってしまいますが、使い方しだいで便利なんですよね。

コペリの場合はコミュニケーションの道具として役に立ってます。言葉とハンドサインのように指示する手段が2つあると便利な時ってありますよね。同じように言葉とリードがあると便利なシーンが多いです。リードをほんのちょっと動かしただけで「なーに?」って聞いてくれます。

犬の手綱をアメリカ英語では「リーシュ(leash)」と言います。リーシュの意味はヒモそのもの。私たちが日常で話す「リード(lead)」という言葉は英国風の呼び方です。こちらは「Leader(リーダー)」のリード。言葉の通り、犬を「導いていく物」のように使うと良いです。

「犬を押さえつけるための物」のようにリードを使うと、かえって引っ張り癖がついたり、言う事を聞かなかったりしますよね。

リードを上手に使うための心構え

リードを上手に使うために大事にしてる心構えが一つあります。それは「リードをゆるゆるの状態で使う」こと。犬と散歩する時の理想的な状態は、リードが無くても同じように歩けることだと思いませんか。リードがあっても無くても同じように歩けるようにするには、最初からリードで束縛されている感覚を犬に伝えなければ良いのです。

私が子供の頃の家は、庭に小学校のグランドより少し広いぐらいの犬の遊び場があったので、家で遊ぶときはノーリードでドッグランのように遊んでいました。常時そんな状態だったので、リードをつけるとおかしくなる子もいたわけです。「なんでだろう、なんでだろう」と試行錯誤するうちに「リードはゆるゆるで使う」方が良いという結論に至りました。リードが無いように教えてしまう方がぜんぜん覚えが早いんですもん。

犬はリードで強制するように躾けてしまうと反発する場合が多くないですか? よくプロの方がパーンとやったり、チョークリードやチェーンを使っているのを映像なんかで見たりしますが、知識のない素人にはとても難しいと思います。専門知識をきちんと学んだプロだから安全にできることで、普通の人が適当にやったら副作用の方が大きいかも。

一般人はリードを犬を指示通りに歩かせるための「サポート」程度に使うのが一番で、基本はリードが無いように使いながら、声でコミュニケーションをとりながら教えるのが近道な気がします。犬と歩く練習はその方が楽に進むはずです。

散歩中の犬の困った行動の直し方

「引っ張り癖」・・・何が原因か考える。ワンコが散歩はリードを引っ張るものだと思ってるかもしれません。散歩の主導権はオイラだ!と思ってるかもしれません。引っ張りっこは負けないよ!と思っているかもしれません。

「立ち止まり癖、座り癖」・・・何が原因か考える。人にとっては些細なことでも犬にとってはとっても怖いことがあったかもしれません。何か気になる匂いや音がしているかもしれません。止まったら大好きな抱っこをしてくれると思ってるかもしれません。

【対策】リードをゆるく保つ。原因を取り除く。克服する。自発的に動けるように促す。正しい行動を褒める。悪い記憶は良い記憶で上書きする。

【注意】犬を叱るのは難しい。犬に伝わってない間違った叱り方は100害あって一利なしです。たとえば「飛び掛かり」のしつけなら「×飛びついたら叱る」ではなく「〇飛びつかなかったら褒める」の方が近道の場合があります。もし間違えた叱り方をしてしまうと副作用でかえって大変な思いをするかもしれません。

よく音を使った罰の与え方を見たりしませんか。即効性があって便利ですが、あれもうっかり間違えると大変だったりします。罰というのは人を信頼してる賢い犬を、おバカな犬にすることもできてしまう怖いもの。正しいことをした瞬間にシンバルでバーン!なんてちょっと繰り返したりしたら、あっという間に犬の行動は変な方向に向かいます。

叩く蹴るも最悪。叩いた手を見られたら犬は人の手が怖くなります。蹴ったら足です。怒鳴るも最悪。人が嫌いになります。一般人にできる最善のしつけ方法は叱るではなくて褒めるですよ。もっといいのは良いと悪いを教えること。

コペリの歩く練習

コペリ3歳♀。コペリは一応、リード無しでもそこそこ歩けるので、最近、歩く練習は卒業しました。盲導犬訓練士さんの真似をして「ストレイト ゴー♪」って言ったりレフト・ライト言ったり。普通に横を同じ速さで歩いてくれれば家庭のチワワさんとしては十分、十分っ。「ゆっくりゆっくり」顔を見ながら歩いてくれて可愛いです♪

たまにすっごく頑固な立ち止まり癖をしますが無問題!コペリの座り込みって実は危険を察知してるんんですよ~!なんて思ってます。

過去には森のプーさんらしき黒くて大きい子がガサガサしてたり、ウリ坊がトコトコ出てきたりしたこともありました。子イノシシがいるってことは母イノシシもいます。進行方向だったのでコペリが気が付かなかったらちょっとホントに危なかったかも(汗)。大阪も兵庫も意外と危険動物が出没するんですよね。

 

これちょっと古い写真ですけど、茂みの近くでこんな感じにガクガクブルブルされると焦ります(笑)