クローン犬として亡くなった愛犬を蘇らせる
韓国にあるスアム生命工学研究院(수암생명공학연구원、Sooam Biotech Research Foundation)では、他界した愛犬をクローン技術により複製するビジネスを開始している。費用はクローン犬1匹につき日本円で約1000万円。
愛犬が死んでから残された時間は約5日間
スアム生命工学研究院の英語サイト(http://en.sooam.com/)にアクセスすると、このようなメッセージがポップアップされる。
「あなたの愛犬が亡くなってしまっても、遺体を遺体を冷凍庫に入れないでください。そして、落ち着いて次のステップに従ってください」
1.愛犬の亡骸を濡れたバスタオルで包んでください。
2.(冷凍庫ではなく)冷蔵庫で冷やしてください。
※正常な抽出と生存している細胞の確保に残された時間は約5日間です。
成功すれば愛犬と同じ姿をした犬、鳴き声や癖までそっくりな犬をクローン犬として蘇らせることができると言います。
みなさんはどう思いますか?
愛する愛犬を失ったとき、悲しさや寂しさと一緒に色々な思いがかけ巡ると思います。「いつまでも一緒にいたかった」「もっとしてあげたかった」「子犬を残してあげたかった」「犬の命は短すぎる」
クローン犬でも愛犬を蘇らせたいですか?
子供(姉妹)の意見
二人の娘も生まれた時から一緒に暮らしていた愛犬を失いました。どんな事を考えてるのか気になって話題にしてみました。するとこんな意見が。
・クローン犬でも会いたい。
・でもたとえ姿かたちが同じでも、声や仕草が似ていても、クローン犬は同じ犬じゃない。
・オリジナルが可哀そう。
・1000万円は高すぎる
・料金が安くなったら犬たちの命が軽く扱われる恐れがある
(虐待、ケガをしたら捨てる、病気になったら捨てる、汚れたら、育ちが気に入らなかったら等)
・必要な人には必要だ
(働く犬の優秀な遺伝子。ペットロスで病気になってしまった人等)
小学生と中学生なりに複雑な思いのようでしたが色々考えてくれました。何よりも「思い出を大切にしたい」というのが子供たちの意見のようです。
今の技術では一緒に暮らしてきた思い出や経験までは複製することができません。記憶まで復元できる世の中になったらまた考えが変わるかもしれません。それまでは今、生きている家族・愛犬にできる限りの愛情を注ぐこと、たくさんの思い出を作ることが大事なのかもしれません。