8月3日、日本国内で2匹の犬が新型コロナ陽性というニュースがありました。
ペット保険の「アニコムホールディングス」は4月10日から新型コロナ感染者のペットを無償で預かる活動を行っています。アニコムはこれまでに42頭のペット(犬29頭、猫12頭、うさぎ1羽)を預かり、すべての動物に複数回のPCR検査を実施していました。
>> 【アニコム公式サイト】犬における新型コロナウイルスの陽性を確認
今回、そのうち犬2匹から新型コロナ陽性の検査結果が出たことで話題になっています。
PCR検査で陽性となっただけなので、実際に感染したかどうかはまだ不明です。1匹はすでに陰性となりましたが、2匹とも健康状態には問題なし。
犬への新型コロナ感染事例
香港・アメリカで飼い主から感染したと考えられる事例がありましたが、これまでの事例では犬に目立った症状はありませんでした。また、犬から人への感染事例も1件も報告されていません。
犬に症状がなく人に感染させることもないので、現時点では犬の新型コロナは過剰に恐れる必要はありません。
気になる情報としてはイタリアの抗体検査の情報です。イタリアでペットに抗体検査を実施したところ、陽性率は犬が約3%、猫が約4%という結果になりました。
抗体検査は感染歴を調べるための検査です。この結果は知らぬ間に少数の犬猫たちが新型コロナに感染していたことを示してます。新型コロナが考えられていたより人から動物に感染しやすいことが最新の研究で少しずつ分かってきました。
猫の新型コロナ
猫は他の動物よりも新型コロナに感染しやすい傾向にあることが報告されてます。ネコからネコへ感染を広めることも室内研究で確認されました。
また猫には呼吸器・消化器の症状が出たという事例もあるので、外飼いの猫は犬以上に注意が必要になる場合があります。
犬の飼い主が気をつけること
まずは飼い主と家族が新型コロナに感染しないこと。飼い主自身が感染しない生活を心掛けていれば、一緒に暮らす犬も新型コロナから身を守ることができます。
犬の飼い主と家族が新型コロナにかからない生活をする
不特定多数の人、犬との濃厚接触を避ける。
飼い主が3蜜を避ける生活をしていれば犬が新型コロナに触れる機会はほとんどありません。
あとは通常の動物由来感染症を予防するように衛生的に過ごしていれば犬の新型コロナは恐れる必要はありません。
犬と新型コロナを過剰に恐れない
SARSの頃のように海外では感染を恐れるあまり、飼育放棄をしたり殺処分を行うなど悲しい出来事が起きています。
日本ではこういったことは聞いたことがありませんが、繊細な人もいるのでむやみに恐怖を煽る不確かな情報を拡散しないようにしましょう。
アニコムの預かり事業 #StayAnicom
コロナ禍は第2波が暴走中。
このまま感染者が増えたら街の感染リスクも高まり続けます。
気をつけていてもいつ自分が感染するかわかりません。
「もし私が感染したら、うちの子はどうすれば良いの?」
ペットを飼っている人なら誰しも考えてしまいますね。
自分や家族が感染した状態で誰が愛犬を受け入れてくれるのだろう。
「もし困っていたら、アニコムにステイしてほしい」
というのが「#StayAnicom」のペット預かり事業。
本人や家族が新型コロナに感染してしまったときの強い味方です。
無償ってすごくないですか?
やりますね、アニコムさん!