こんにちは、チワワ愛好家の皆さん。今回は、画像生成AI「Bing Image Creator」をご紹介します。
実際に私自身がこのAIを試してみたところ、想像力を無限に表現できるような素晴らしい犬の画像を作ることができました。例えば、犬たちがファンタジー映画に出演しているような画像や、宇宙を飛んでいるような画像、現実では写真を撮ることもできないようなシーンもリアルな写真として生成することができました。
まだまだ犬の画像を生成している人は少ないようですので、ぜひ皆さんも「Bing Image Creator」を試してみてください。無料で利用できますし、使い方も簡単です。
「Bing Image Creator」とは
3月21日にリリースされたばかりの「Bing Image Creator」。それは文章による指示をもとに画像生成AIが様々な画像を生成してくれる完全無料(現在)のサービスです。
イラスト、絵画、漫画、CG、アニメ風、リアルな写真風、みなさんのイメージとテキストに従って Image Creator はあっという間に想像力あふれる画像を出力してくれます。
「Bing Image Creator」を始めるにはサイトにアクセスしてください。
「Microsoft アカウント」が必要ですが、お持ちの方はすぐに始められます。
私が生成したチワワのAI画像
「Bing Image Creator」を初めて触ったその日に、私が実際に生成してみたチワワの画像です。コツをつかむと、とても可愛くて面白いものがたくさん作れますね。
『チワワたちが人のように暮らすパラレルワールドがあったらどんな世界?』そんな空想をもとに、色んなテーマでテキストを画像生成AIに伝えてみました。
以下にその一部をご紹介します。
AI生成画像『王宮のチワワたち』
まずは中世の犬の世界です。チワワのお姫様や王子様のキャラクターはどんな子だろう? 人間の歴史なら16世紀のぐらいまでのイメージでAIに指示していくとこんな感じに仕上がりました。
【画像はタッチしてタッチすると拡大できます】
王子様の肖像画にありそうな出で立ちです。毛色はチワワのコペリのカラーをイメージして指示しました。構図から衣服、毛並みの雰囲気までテキストにできるとイメージに近いものを出力してくれます。
こちらはチワワのお姫様の肖像写真です。髪の長さを可愛いく表現できました。犬のヘアスタイルのイメージが膨らみます。
こんなかな? それともこんなかな? イメージを伝えるだけで色々なヘアスタイルを楽しめます。
チワワのラプンツェルはこんな髪? ファンタジーも思いのままに描かれます。童話のラプンツェルのように長い長い髪にすることも、視点や構図を変えることもテキスト次第。
この長さのロングヘアをテキストで表現するのも工夫次第。人間のヘアスタイルではないから腰までの長さという表現は正しくありません。どうテキストにするのかもパズルのようで面白いポイントです!
背景はおとぎ話の森の中です。静かな暗い森に迷い込んだお姫様の不安そうな様子も、光と空気感を上手につかって表現されました。
犬の表情も自然な形で描けます。テキストで『どんな笑い』か細かく指定しないと現実離れした表現で描かれることが多々あります。
イラストや漫画、アニメ風の画像は違和感が少ないものを簡単に生成してくれます。ところがリアルな写真になると『不気味の谷現象』が発生して、違和感満載の画像ができあがります。
そのあたりの試行錯誤をするのも楽しさの1つだと思いました。
AI生成画像『チワワで描く映画のような世界』
想像が現実を超えていくファンタジーのチワワ作品にも挑戦しました。
もし犬キャラクターのイメージを伝えるテキストが完成しているのなら、シーンや衣装を変えることで簡単に別のシーンの画像を描けます。毎回ランダムでAIが描画してくれるので、私たちは選ぶだけで素敵な画像を作ることができます。
タイトルは『Frozen -雪とチワワのお姫様』です。
こんな感じでディズニーっぽいイメージの色んなファンタジーを描画してもらいました。
ミスから生まれた不思議な描画をしてもらえることもあります。『竜とチワワのお姫様』の物語を細かく指示しているうちに『竜のチワワのお姫様』という風にAIが誤認する文章になっていたことに気づきませんでした。でも、これはこれで素敵ですよね。発想になかったこんな表現が描かれるのもAI動画生成の面白いところだと思いました。
AI生成画像『チワワで描くスチームパンクのキャラ作り』
思い付きでスチームパンク風の何かを作ってみようと思いました。
チワワとスチームパンクのこんな組み合わせって新しいと思いませんか。
まずはこんなキャラクターたちを想像してみました。
やっぱりスチームパンクのアイテムは犬服やハーネスのように着るのがいいですね。
お座りポーズはこんな感じに仕上がりました。
クリーム色の被毛の男の子にはこんな色も似あいますよね。
スチームパンク世界のチワワの女の子です。
ゴーグルのつけ方はモデルさんを意識してみました。
『女性的に表現してほしい』とAI指示するより『どこをどう表現する』と直接表現したほうがAIは正確に意図を汲み取ってくれます。
なんとなく『タイムトリップ』とか『チワワの世界から人間の世界に』というイメージが浮かんでいたので、スチームパンクのアイテムには懐中時計型の装置を組み込むことにしました。
こちらはスコープ付きのゴーグルです。
犬たちが人間にかぎ分けられない匂いや、人の耳には聞こえない音を感じるように、時空を超える犬ワールドのチワワさんは何かを感知するスコープを駆使して時間や空間の出口を探しています。というストーリーをなんとなく考えてました。
続きはチワワの時空救助隊の物語とキャラを制作してみた「Bing Image Creator」お話です。
AI生成画像『チワワで描くスチームパンクの時空レスキュー』
チワワのスチームパンク映画の設定を想像しながら「Bing Image Creator」でキャラの雰囲気やシーンを加えました。
『僕の名前はレム・クラウスです。父の跡を継ぎ時空救助隊員に志願しました。』
というなんとなくの設定です。
きっと映画には色々な仲間が映画には登場しますよね!
AI生成画像:チワワ時空レスキューのキャラ設定
こちらレムの憧れだったお父さん。名前はエミール・クラウス (Emil Klaus)。
敏腕レスキュー部隊の元隊長さんです。
人間世界に救助に向かった彼は正体不明の事故に巻き込まれ行方不明に…。
次は時空救助隊の仲間たち。
ハンス・ベルンハルト (Hans Bernhardt)は、上級部隊の隊長さん。
ジェレミー・ワット (Jeremy Watt)はスチームパンク装備の発明家。
アンドレイ・ペトロヴィッチ (Andrey Petrovich)はレムの同期のライバルです。
こちらは、お兄さん思いのレムの妹のミリアム・クラウス (Miriam Klaus)。
ミリアムに密かに思いを寄せるレムの幼馴染リック・ペレス (Rick Perez)。
貴族のわがまま娘、トラブルメーカーのオリヴィア・デュボワ (Olivia Dubois)。
コテツ・タカハシ (Kotetsu Takahashi)。時空レスキューの影響で知性が芽生えてしまった人間界のチワワさん。
ユキ・タカハシ (Yuki Takahashi)。コテツの妹、普通の日本のロングコートチワワ。
ヴィクター・スチーム (Victor Steam)。時空テロリストのボス。人間界で発生する大きな災害や戦争の裏にはいつも彼の影が・・・。
ロバート・エッジワース (Robert Edgeworth)。ヴィクターの部下、きっと善人。
という感じで、なんとなく名前をつけるとそれらしくなりますよね。
AI生成画像:チワワ時空レスキューのシーン
映画のワンシーンを切り取ったようにキャラクターに動きや表情などの雰囲気を追加しました。
音と衝撃に身構える姿が表現できました。
少しあきれた様子でレムたちの無謀な計画を聞いているシーンです。
おそらく、画像生成AIで犬を描くときに一番難しいのは表情だと思います。やっぱり笑顔の犬はちょっと不自然になりますよね。
スチームパンク装備専用のモバイルバッテリーを運んでいます。表情について指示しないとだいたい無表情で描画されます。
生存者を捜索中に聞き耳を立てています。
久しぶりの休暇にはしゃぎまわる隊員さんを表現してます。
スチームパンクの不思議なスコープはお気に入りです。
レーダーとスコープを駆使して、高層ビルの頂点から仲間を探しています。
あきれて物も言えない表情がうまく表現できました。
このプロンプトを覚えていると、今後もいろいろ使えそうです。
日本のようなパラレル犬ワールドの戦士が休んでいます。
疲れた感じが表情からも伝わるように描画できたと思います。
ところで、日本という言葉を入れても大体中国風になってしまいます。
どう指示しても、どことなく中国っぽい雰囲気になりますね。
『箸を使って』という無茶ぶりをしても聞いてくれるのは凄いと思う。
映画でよくありそうな会話『お前さんの言ってるのは分かるが』と聞いているシーンです。
新しい装置の試作中、ホログラムの意見に納得できず『もういい!』という表現。
表情もちょうどいいです。
『納得いかない!』の表現は私も納得いきませんでした。
敵に近づきすぎると敵の足しか映らないんです。チワワさん小さいからね。
戦闘のシーンなのに、どうしてもチワワさんだと楽しそうな表情になりがちです。
哀愁はこんな風に表現すると伝えやすいかもしれません。
乗り物を作りたかったのですが、姿勢や位置を伝えるのがほんとに難しい。
姿や服、物の姿が理想通りでも合わせるのは大変です。
とりあえず乗せるが成功したAI生成の例です。
仕上がりは別として、形と位置は大体思っていた通りに表現できてます。
『立つ』という表現を漠然とお願いすると、こんな風に二足歩行になります。
曖昧な表現はAIを迷わせてしまうのですね。
こちらも同じで、表現をうまく伝えられないとチワワ人間になりがちです。
「Bing Image Creator」を使ってみたまとめ
「Bing Image Creator」を使えば、想像力を無限に表現できるような美しく、面白い犬の画像を作ることができます。
まだ1日しか触れていない私でも、こんな感じで犬を自由に表現することができました。
絵心もパソコンの知識もほとんど必要ありません。必要なのは想像力と言葉(今のところ英語だけ)、テキストだけです。
ぜひ皆さんも試してみて、素晴らしい犬の画像を作ってみてください。そして、面白いアイデアが浮かんだら、ぜひ私にも教えてください。
楽しみにお待ちしています!