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【犬の映画】HACHI 約束の犬 – 秋田犬の魅力

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秋田犬といえば、今年は平昌冬季五輪フィギュアスケートの金メダリスト、アリーナ・ザギトワ選手に秋田犬(マサル)がプレゼントされたことで大いに話題になりましたね。

今、日本にいる純粋な血筋の日本犬は6種類。北海道犬、甲斐犬、紀州犬、四国犬、柴犬。そして唯一の大型犬が秋田犬です。体が大きく、狼のDNAも引き継いでいる犬なので日本の住環境ではなかなか簡単には飼えません。そんなわけで国内では緩やかに数を減らし「最近は秋田犬をあまり見かけなくなったなぁ」と寂しく思っていた頃にやってきたのが海外の秋田犬ブームでした。

Instagramを見ていると海外の秋田犬ファンはますます増えているようで嬉しい限りです。元々、数の多くない犬種ですから、世界各地で秋田犬が当たり前に見られるようになるのはまだもう少し先のことかもしれません。日本の国内でも秋田犬の凛々しい姿があちこちで見られるような犬の住みやすい社会になったら素晴らしい。

おすすめの犬映画『HACHI 約束の犬』(2009)

秋田犬の名前が今のように世界に広まったキッカケとなったのがリチャード・ギア主演の映画『HACHI 約束の犬』でした。日本ではお馴染みの映画『ハチ公物語(1987)』のリメイク作品です。素晴らしいリメイクでした。秋田犬という犬種をここまで敬意を込めて世界に紹介してくれた映画は他にありません。

そして泣けます。大の愛犬家として知られる主演のリチャード・ギアも脚本に目を通した時は涙が止まらなかったそうですが、映画館の観客はもっと泣かされました。

忠犬ハチ公の舞台は大正時代の東京からアメリカへ。原作を知っていても新鮮な気持ちで観れます。優しいリチャード・ギアと可愛らしく健気なハチの演技も見どころです。

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秋田犬の魅力

秋田犬の魅力を犬マニアでモフモフマニアの長女(JC1)に聞いてみた。

答えは「カワイイ、強い、かっこいい、賢い、カワイイ」「そしてカワイイ」ということでした。正解!

秋田犬のここがいい!は人それぞれ

日本犬の中で唯一の大型犬(体高60~70、体重34~50kg)。三角の立ち耳がカッコイイ。くるりん尻尾がカワイイ。従順、忠実、情が深い、とても優しい。長毛の秋田犬は日本犬の中で一番モフモフしてる。映画HACHIで大好きになった。オオカミっぽい。マタギ犬の血統。熊猟犬や闘犬として活躍していた犬だからホントに強い。などなどなど。

秋田犬のしつけ

忠犬ハチ公で有名な秋田犬ですが、信頼される主になるためには愛情をもって訓練をすることが必要です。子犬のうちはぬいぐるみのようにカワイイ秋田犬ですが、成犬になれば力がとても強くなります。いざという時に飼い主がしっかりと静止させることができなければ、人や他の動物を傷つけさせてしまうなどトラブルの原因になります。飛びつきや噛み癖などは専門家の手を借りてしっかり抑えなくてはいけません。

日本犬が好きになる

日本人ってなんと縄文時代から犬と一緒に暮らしているんです。日本各地の縄文遺跡を調べると犬と暮らしていた痕跡や埋葬された犬骨が出土してることが分かります。最古のものは約7200年前の遺跡だから世界的に見てもこれはもうかなり古い。日本列島は形成されてるので、それからずっとこの日本で一緒に暮らしてきたということですね。本当はもっともっと昔から日本人と犬は一緒に暮らしていたのかもしれません。

日本犬は6種類と言いましたが、本当はもっと沢山の犬種が日本には存在しました。「秋田犬、北海道犬、甲斐犬、紀州犬、四国犬、柴犬」の6犬種の他にも、日本各地で独自の日本犬が存在していました。多くは戦争や雑種化により純血種が途絶えてしまいましたが、雑種化しながらもその特徴を引き継いだ地犬が日本各地で元気に暮らしています。

日本犬の特徴としては素朴で冷静、主に忠実、そして勇敢なところ。古くから狩猟犬として活躍してきたため、身体能力が高い。人間と連携して狩猟を行ってきた犬たちであり賢い。暑さにも寒さにも比較的強い(北海道犬など北部の犬は除く)。遺伝子的に縄文時代の犬(縄文犬)の特徴を多く引き継いでいる。DNA比較調査によりオオカミに近い犬種であることが判明している。

縄文時代の生活を想像すると日本犬が大好きになる

犬と人間が本当にパートナーだった時代

縄文時代の私たちの生活といえば狩猟採集。とても不安定で何をするのも命がけでした。山に入れば恐ろしい野生動物がウジャウジャいます。

海沿いの地域は幸せだったかもしれません。貝塚という縄文時代のごみ捨て場がありますが、海沿いの縄文人は魚介類をたくさん食べたんですね。貝殻が山のように積っています。栄養満点。当時は貝拾いが一番安全だったのかもしれません。

海から程遠い地域は大変でした。まず農業がありませんから自生してるイモや木の実を探し回らなくてはなりません。食料が尽きれば飢え死にも当たり前です。だから虫やドングリまで食べられるものは何でも食べました。食品の保存法も発明されてない時代。不安定な食料確保に必要なのは肉を求めた狩猟です。鉄器も銃もない時代、犬がいなければどんな狩猟も本当に死と隣り合わせだったことでしょう。

夜はどんな夜も怖かったはず。キャンプ中にテントの周りがクマだらけのような恐ろしさ…。火を絶やさず交代で見張り番をしていたも心細かったに違いありません。気づいたら野生のオオカミに囲まれてた…なんてこともあったかもしれませんね。きっとたくさんの夜を身を寄せ合って震えながら過ごしていたはず。身も心も疲れ果てながら。

だけど私たちには犬がいた!

縄文時代の犬骨を調べると現代の日本犬と遺伝子的にかなり似ているところがあるらしいです。

日本の猟犬を見たことがありますか?地方でマタギをされている方の犬の多くは伝統的な日本犬。小柄な子たちも本当に勇敢で強くて賢い子たちです。大きなイノシシにもクマにだって果敢に挑みます。この犬たちのご先祖様が縄文時代にもいてくれたんですから、どれだけ心強かったことでしょう。

犬の嗅覚と聴覚は高性能のレーダー。番犬として住居に犬を飼っていれば、外敵の襲撃をいち早く察知することができます。寝ずの監視も必要なくなりました。

獲物の追跡では犬の能力を最大限に発揮したことでしょう。現代でもシカ・イノシシ・クマの狩猟には犬の追跡能力が不可欠なほどです。先回りで発見し、追い詰め、抑え込む。人間は強力な武器を持ちとどめを刺すことに専念することができるようになったのです。たとえ山中で遭難しかけても犬に道案内をさせることができます。

厳しい冬には暖房の変りもしてくれたかもしれません。藁の束の中で犬を抱いて寝ている姿を何となく想像しませんか?絶対やってましたよね(笑)

日本犬の性格はこうして作られた

日本人と日本犬は生死を共にしてきたパートナー。数えきれない世代に渡り何千年もの間。

かつては人見知りで不愛想な犬種なんて言われてきたりもしました。

日本犬は主一筋。犬が選んだ主人にだけ忠誠を誓います。見知らぬ人はもちろん、主人の友人でさえ全く相手にしてくれない子も多いかもしれません。その瞳に映るのはどんなときでも命を預けた主人だけ。

映画『HACHI 約束の犬』に登場する秋田犬も、そんな日本犬の魅力を素晴らしい演技で表現してくれていると思います。