目元の雑菌の増殖を防げば衛生面で愛犬にプラス、目ヤニや涙やけの色素沈着も防げるから美容面でも二重丸!犬の「目ヤニ&涙やけ」のケアに手作りホウ酸水が流行ってきましたね。
今回は「市販の犬用ホウ酸水とはどう違うの?」という疑問にお答えします。
手作りホウ酸水の3つのメリット
涙やけケアにホウ酸水を長く愛用している飼い主さんほど手作りする方が多いですね。
それはなぜでしょう。
①材料が簡単に手に入る
手作りホウ酸水の材料はドラッグストアで簡単に買える「ホウ酸」と「精製水」です。あとは100均のボトルなどの容器、綿棒、コットンなどがあればホウ酸水ケアに必要な道具は全て揃います。
②コストがとても安い
手作りホウ酸水は犬専用の涙やけクリーナーよりもかなり安く作ることができます。
ホウ酸は3g×18包入りで、1箱だいたい200~300円程度。
精製水は500mlで100円~200円ぐらいです。
ホウ酸1包で2%ホウ酸水を150mlも作れます。
150mlあたりのホウ酸水のお値段は50円~80円ぐらい。
市販の犬用ホウ酸水クリーナーよりも断然お安いのです。
頻繁にホウ酸水を作り直しても安いですし、余った精製水は人間の美容目的などにも使えますね。
③添加物ゼロのホウ酸水が作れる
「不必要な添加物を避けたい」と考える飼い主さんに適してるのは手作りホウ酸水です。市販品よりも手間はかかりますが、添加物フリーのホウ酸水が作れます。
衛生目的、美容目的の涙やけケアは「ホウ酸」と「精製水」だけで十分に行えますよ。
市販の犬用ホウ酸水には、涙やけケア以外の目的で消毒剤や添加剤が含まれてることがあります。
用途に合っていれば、市販の涙やけクリーナーも決して悪いものではないですよ。
市販の犬用ホウ酸水のメリット
市販の犬用ホウ酸水のメリットと言えば、何と言っても「作る手間がかからないこと」です。
目的に応じて保湿成分や消毒成分が追加されている場合もあります。
やっぱ開封してすぐに使える市販品は忙しい飼い主さんにはメリットがありますね。
「うちの子にもどうかな?」と思ったときに、すぐお試しできます。
買ってすぐに使いたい。
ちょっと試してみたい。
そんな飼い主さんにおすすめのホウ酸水がありますよ。
おすすめの犬用ホウ酸水は「ワンクリーン」
「動物用点眼・清拭剤 ワンクリーン」が涙やけケアに使いやすいです。
手作りホウ酸水と同じように色素の沈着をしっかりケアできますよ。
使い方は、涙やけが気になる目元に1日1~2回ほど垂らして、ちょんちょんと拭き取るだけでOK。
目薬のようなボトルなので目の下の毛を簡単に濡らせます。
徐々に汚れの沈着が軽減していくので、ぜひ試してみてくださいね。
メインの成分は手作りと同じ2%ホウ酸水です。
雑菌の増殖もしっかり抑えていけるので、目の周りの衛生を保つのに役立ちます。
チワワ、トイプードル、マルチーズ。
犬種や毛質、毛の色、色素の沈着具合によっては時間がかかりますが、これを1本使い切るころにはだいたいキレイになったのを実感できると思いますよ。
真っ黒な汚れも、赤茶色に、ピンク色に、肌色に。
特にまだ何もしたことのない飼い主さんはビックリするはず。
ワンクリーンは涙液に近いpHと浸透圧に調整されていて、1本で点眼も涙やけケアもできます。
点眼時の効果・効能として表記されているのは「結膜炎、角膜炎、結膜充血、涙腺炎、眼瞼炎、外傷性眼炎」です。
ホウ酸の抗菌作用を利用してますね。
ホウ酸水は手作りと市販品のどっちがいい?
ホウ酸水で目元をケアする目的は第1に犬の健康のため、美容は2番目。
手作りなら「安く」「添加物フリー」のホウ酸水が作れます。
市販品は作る手間なしで手軽にホウ酸水ケアを行えます。
どちらを使ってもホウ酸水としての役割は果たせます。
市販品で気をつけたいのは、作用のよくわかっていない添加物が含まれている場合があること。
先ほど紹介したワンクリーンのような製品は安心ですが、「これはどうなんだろう?」という製品もないわけではないので注意していただきたいです。
目の周りをキレイに保って、愛犬が健やかに気持ちよく過ごせるようにしたいものですね。