紅葉シーズンには、愛犬と一緒に色づく自然の中を歩きたい。そしてもうすぐ来るのがクリスマスにお正月。外は寒くなるのに、心はポカポカしてくる日本の秋冬。
この季節、愛犬との冬のお出かけに気をつけたいのが寒さ対策に加えて「目のトラブル」だと思います。冷たく乾燥した風の中で犬たちの目は無防備になります。
風に吹かれた砂ぼこりや木の葉を犬の目の高さで受けると、人間では目を開けてられないぐらい痛い時があります。なのに犬たちってあんまり気にしませんよね(笑)
秋冬は、人間でも肌や呼吸器のトラブルの起きやすい季節ですが、体高が低い犬たちは特に目の健康を気をつけてあげたいと思います。
秋冬の乾燥と涙やけ
目のトラブルとして、もう一つ気になるのが犬の「涙やけ」。
目の刺激になる冷気と乾燥、砂ぼこりが舞い上がりやすくなって空気中の異物も増えます。そして目の大きな犬たちは涙が出やすくなってしまいます。
チワワのコペリも外遊びしてると目がウルウルしてしまいます。
あそばないと 泣いちゃうぞ
坊が泣いたら
すぐ涙焼けになって大槻ケンヂになっちゃうぞ
いったら 泣いちゃうぞ#チワワ #涙焼けケア大変 pic.twitter.com/jSvmGzbiZT
— チワワのコペリ🍅 (@koperi_chihua) November 6, 2019
Twitterで冗談を言ってたのですが、油断してコペリは画像のように涙あとがくっきりつき始めてしまいました。このまま何にもしないとよくある感じの涙やけになります。しかも結構、酷いと思う。
両目なので大槻ケンヂじゃなくてホントはゴルゴ13みたいになってしまうのです…。
「断る。。。」
何にもしないとゴルゴさんになるコペリ。
コペリが普段、涙やけが目立たないのは対策のおかげです。
「汚れが沈着する前に!」予防的にケアするのがホウ酸水の使い方なのですが、今回ホウ酸を切らせてしまっていて油断してしまいました。
犬の涙やけの原因
涙が出るのは流涙症とか体質、フード、アレルギーなど色んな原因があるのですが、秋冬シーズンは何にも問題がなかった犬にも涙やけが起きやすくなります。
涙やけは英語で”Tear Stain”。言葉の通り「涙よごれの沈着」です。
美容と衛生的な意味での涙やけの原因は「ただ涙をそのままにしていたから色がついてしまった」だけなんです。涙を目の下の毛につけたままそのままにしておくと、涙の中の成分(鉄分など)が乾燥や雑菌などの影響で変質して、色素で毛色が赤黒く染色されます。
涙やけを放置すると良くない2つの理由
1つは美容面。2つ目は健康面です。
【美容面】涙やけをそのままにしておくと、悪い臭いがするようになります。見た目も、目の下が汚れたりスジができると可愛いワンコも悲しい顔になってしまったりします。
【健康面】こちらの方が大事で、涙やけを放っておくと雑菌の温床になってしまいます。雑菌をそのままにしておくと犬と人の健康面に悪影響を及ぼすことがあります。
チワワのコペリの家も、ホウ酸水ケアをはじめた理由は愛犬の「目のトラブルから獣医に勧められて」でした。ただ目の周りをキレイにしておくだけのことなのですが、手軽に対策できるのでホウ酸水ケアはおすすめです。
涙やけの対策は?
涙をこまめにふき取ること。涙を変質、沈着させないこと。涙の変質と沈着に関わっているのは雑菌の存在です。ホウ酸水は、雑菌の繁殖を防ぐことができます。
ホウ酸水の作り方と使い方
必要なのはこれだけ。
市販の「ホウ酸」と「精製水」、「ボトル」、「コットン」です。
2%以下のホウ酸水を作ります。あとは、コットンなどにつけて涙をちょんちょんとふき取るだけ。ゴシゴシ擦ったり、強くつまんだりする必要はないです。優しくふき取るだけです。
詳しくはこちら >> ホウ酸水の作り方と使い方
今日からのコペリの涙やけ対策
飼い主がサボってしまって、コペリは今、すこし涙やけしてます。
今日、ホウ酸水を作って、さっきコペリの目の周りをちょんちょんしました。
一度しつこい涙よごれが沈着してしまうと、後からキレイにするのは大変です。早めにケアすると、それだけ早く目の周りがキレイになります。
コペリの今の汚れ具合はギリギリセー…アウト (笑)
拭いても、もうね、茶色かったです…。コペリの場合、あんまり長く放っておくと汚れがどんどん悪化しますし、まぶたに炎症を起こすことがあるので、その点ではギリギリセーフでした。
もし涙やけの気になるワンコの飼い主さんの誰か読んでいただけたら、ぜひこの機会にホウ酸水ケアをチェックしてみてください。