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犬の「冬バテ」対策、寒さによる愛犬の体調不良を防ぐ3つのポイント

コラム
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寒いですね!本格的に冬の到来という感じがします。みなさんの愛犬は「秋バテ」しませんでしたか?

今年は日によって寒暖差が激しくて体調管理の難しい秋でした。

これから来るのは令和最初のクリスマスですね。そして令和最初の大晦日、お正月。夜の街はキラキラと輝き始めてワクワクする楽しい季節が始まりです。

犬たちの「冬バテ」対策の季節はもう始まってますよ!

冬バテ対策を万端にして楽しい冬を過ごしましょう。

犬がバテるのは夏だけじゃない。冬にバテる「冬バテ」にも対策が必要

「バテるのは夏バテ!」というイメージがありますが「春バテ」「夏バテ」「秋バテ」「冬バテ」。原因はそれぞれでだけど四季折々のバテがあります。

初は五月病、夏は高温、秋は温度変化、冬はもちろん寒さです。

コペリ家の人間は少し秋バテをしました。今、コペリのお友達チワワが冬バテしてしまってお休みしてます。コペリはコタツで冬眠準備中です。寒いけど今日もとっても元気にしてますよ。少しカラダが丸くなって、被毛もだんだん伸びてきて冬らしい可愛いロングコートチワワさんになってきましたよ。

犬が大好きでSNSではいつもたくさんの犬の生活を楽しく見させていただいてます。気をつけていてもこの季節はどうしても調子を崩してしまうことがありますね。

そんなワンコたちを愛情いっぱいでサポートする飼い主さんにいつもお勉強させていただいてます。考え方はみなさん素晴らしいし、上手に乗り越えているご家族がたくさんいるんですよ。

というわけで今日は冬バテのお話です。聞きなれない言葉ですが、季節の体調不良の要因の一つとして「冬バテ」という言葉を挙げさせていただきました。

「冬バテ」を起こす原因は?

犬は人間より体温の高い動物です。体温を維持するためには人間よりも一生懸命に体を発熱させる必要があります。また人間よりも体の小さい犬たちは、冬の冷たい空気にさらされると体温を急激に奪われてしまいます。

その奪われた体温を補うために犬たちが無意識に行うのが筋肉の収縮運動。

冬の犬を想像してください。小さな犬種、特に寒さな苦手な犬種は寒い日には体を震わせます。 チワワをイメージするとわかりやすいですね。犬がブルブルする理由はいくつかありますが、寒い時には主に「熱を作るために」体を震わせます。

時には震えなくなるほど体が冷えてしまうこともあります。これはもう低体温症の段階なので「冬バテ」とは全く別の怖い状態です。冬のレジャーなどでは注意しないといけませんね。

寒さが体力を奪うことによる犬の体調不良

この筋肉の収縮運動は小さな運動量ではありません。生理現象としてはシバリング呼ばれるこの震えですが、いったいどれぐらい震えると思いますか?

「なんと1分間に200回以上です!」

小さな犬にとってはまるでトレーニングをするような筋肉運動です。この状態が長時間続くのは犬たちにとっては過酷です。日頃のお散歩で消費されるエネルギーに熱を作り出すためのエネルギーも加わります。これが疲労として体に蓄積されてしまうのです。

ある時、この疲労が体調維持の限界を超えてしまって「冬バテ」と呼ばれる体調不良を引き起こしてしまいます。「冬バテ」の原因は寒さによる疲労の蓄積から始まります。

食欲がなくなったり、お腹の調子を壊したり、なんとなく元気がなくて動きたがらなくなったり。寒い日でもお散歩に行っていた犬がある日、急に行きたがらなくなったら要注意です。

その他に、特に気をつけてあげたいのが抵抗力の低下です。冬バテが他の病気の引き金になってしまうということです。

人間なら未病という状態ですかね。抵抗力の低下は目に見える変化が少ないので、冬バテを起こす前に予防してあげることで対策したいところです。

冬バテ対策のための3つのポイント

冬バテ対策の基本はまずは寒さへの対策

冬バテ対策はその根本の寒さへの対策が前提です。

「最近の犬には冬は犬服を着せなければいけない」そう言われるのは寒さ慣れしていない犬たちが増えているからです。室内の冷暖房に慣れ親しんだ犬の中には自分の力で体温調整するのが苦手な子がいます。

暖房器具や犬服で防寒対策を施してあげて、日ごろから急激な温度変化を防ぐ工夫が必要になります。お散歩には暖かい時間で、風雨を避けられるルートを選んで、寒すぎる日には時間を短くしたり、時にはお休みも必要だと思います。

防寒性の高い犬服や冬用のキャリーバッグがあると外出時には重宝しそうですね。

お出かけ後に「今日は寒かったな」と思う日はしっかり休養と栄養をとって、穏やかにゆっくり体力を回復できる時間を作ってあげてください。

犬のための冬の室温管理のポイント

冬の愛犬の体力を維持するために良いこと

1.愛犬の日光浴・日向ぼっこ

犬の健康維持にかかせないのは日光浴です。太陽の光を浴びなくてはならない特別な理由が2つあります。

1つ目はビタミンDの生成です。日光を浴びることでビタミンDが作られます。ビタミンDが骨を作ることに役立つことは有名ですが、血中のカルシウム量を調整したり、病気を予防するための免疫にも関わっています。

2つ目はセロトニンの活性化です。体内時間の調節や心の穏やかさに関わりがあるホルモンです。セロトニンも太陽の光を体に浴びることによって活性化されます。

適度に日光を浴びることは愛犬の健康維持に不可欠。ところが冬になると日差しが弱くなります。日照時間も短くなりますし、太陽の角度も落ちるので日陰も多くなってしまいます。

日中、窓からは日差しが差し込みやすい季節でもあるので。暖房中の暖かい部屋でもカーテンを開けて太陽の光を取り込んでください。

愛犬と日向ぼっこをする時間を作ると、実は人間も元気に過ごせるんですよ。人間にもビタミンDが生成されますし、幸せホルモンのセロトニンも同じように活性化されます。

しかも愛犬と一緒にいれば愛情ホルモンの「オキシトシン」が愛犬にも人間にも働いてくれます。

2.夜の睡眠をしっかり取る

その日の疲れはその夜の睡眠で癒せるように「暖かく、静かで、安心できるところ」で愛犬に十分な睡眠時間を与えてあげてください。

意外と盲点なのは空気の乾燥です。人間と同じで乾燥した空気は愛犬の睡眠を妨げます。加湿器などを上手に利用して、適切な温度と湿度を保ちましょう。

3.消化の良い食事と栄養

ご飯をお腹で消化するときにも体力を使います。犬は人間のように臼歯で食べ物を細かくすることができません。代わりに胃腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)と消化液を使って食べ物を消化吸収しています。

犬が体調を崩すと表面に現れやすいのが食欲不振です。消化による体力の消耗を抑えて回復に回すために食欲が落ちるとも言われます。

体力を消耗しやすい寒い季節には、夏バテ対策と同じように消化しやすい食べ物を選ぶと体調維持に役立ちます。

一つ例を挙げると”スーパーの鶏ささみ”。すぐに手に入るのでおすすめです。市販品のささみジャーキーのような犬おやつではなく人間が食べる用の鶏ささみです。

犬用ササミおやつvsスーパーの鶏ささみ

鶏ささみに含まれる栄養素の中にトリプトファンが含まれます。トリプトファンは必須アミノ酸の一つですが、これが体内でセロトニンの材料になるんです。

そう、鶏ささみと日光浴と合わせると相乗効果が期待できます。

鶏ささみと言えば低カロリーかつ豊富にバランス良くタンパク質を含んだ優秀な食材です。ビタミンB群も豊かで一緒に摂取できます。

さらに、消化吸収に優れているのも鶏ささみの特徴です。もともと消化しやすい上に、小さくちぎって与えることもできます。脂肪分も少ないので他のお肉に比べてお腹に負担がかかりません。愛犬のお腹にやさしいおやつが作れますよ。

茹でただけでワンコは大喜びですよ。ぜひ冬のフードやおやつには鶏ささみを取り入れてみてください。

冬バテの症状が見られたらどうしたいいの?

寒さによる疲れ「冬バテ」は、軽度なら穏やかに暖かく休養を取ることだけで元気を取り戻せます。

でも犬は言葉を話すこともできませんし、我慢強くてじっと耐えてしまうこともあります。もし愛犬の不調や心配な変化に気づくことがあったら動物病院に連れていってあげてください。

冬の体調不良に大きな病気が隠れていることもあるので、心配なことがあれば躊躇なくかかりつけの獣医師さんに相談することも大事です。

特に病気がなくても犬の専門家の視点から愛犬の健康維持に役立つアドバイスをいただけると思います。

冬のチワワは無理せず適度がいいね

体重2kgがチワワの生きる世界。もっと大きい子も小さい子もいますが小さな小さな世界です。体が小さいとそれだけ温度変化には敏感になります。小さいとすぐに温まってしまうし、すぐに冷たくもなってしまいます。

気温が10度を下回ると、犬服だけの防寒対策では耐えられないチワワさんが出てくるはずです。特に極小サイズのチワワさんやシニア犬の飼い主さんは暖かく暖かくお過ごしください。

令和の夏はたくさんのチワワが体の小ささゆえに熱中症に苦しみました。夏のチワワが症状を起こすまでの時間は思ったよりずっと短いです。同じように冬のチワワが冷え切ってしまうまでの時間もとても短いです。

チワワは冬も無理はできませんね。寒い日はお部屋でぬくぬくしててもいいですよね。暖かい日には可愛い犬服を着て思いっきりお出かけしましょう。

コペリも今年はまだ体が寒さに慣れてないと思うので気をつけてあげたいと思います。

みなさんも風邪などお気をつけください。