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【大阪・鶴橋】公園に置かれた毒エサ(エチレングリコール)で4歳の秋田犬が亡くなる

コラム
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Twitterで悲しい事件を知りました。動物に殺意を抱いた何者かによって公園に甘い毒餌が置かれたのです。舐めてしまった4歳の秋田犬が亡くなりました。

事故や事件で犠牲になった動物の法律上の扱いは物と一緒です。ですが飼い主にとって動物はかけがえのない家族。愛犬を失った飼い主さんの気持ちを想像したら眠れなくなりました。

たくさんの方が一緒に怒って悲しんでいます。

近所の猫や犬。コペリ。友達の犬。犯人。色んなことに思いを巡らせながらブログを書いていました。書いては消して、買いては消して。「怒り」や「悲しみ」を通り越した言葉にできない気持ちです。

毒餌の犠牲になった4歳の秋田犬

バルー君がお散歩中に毒を舐めてしまったのは5/1319時頃。エチレングリコールは犬猫が好きな甘い香りを発します。2ml程度で致死量となり、急性腎不全を引き起こします。点滴や透析など懸命に治療を続けましたが、最後は透析ができないほど血液量が減り、5/2117時に天国に行ってしまいました。
獣医さんの話によると、鶴橋付近では最近急激に野良猫が減っているそうで、おそらくこの毒が原因ではないかと思われます。外飼いの猫ちゃんがいる方は特に気をつけてください。この公園では、2-3個毒の入った容器が見つかったそうです。

公園に置かれた毒物はエチレングリコール

無差別に動物の命を奪おうとする悪意を感じます。イヌに対するエチレングリコールの毒性はLD50(半数致死量)は「5,500mg/kg」。体重2kgのチワワならスプーン1杯、たったの11gで命を奪います。

薬品について詳しくは「環境省エチレングリコール」をご覧ください。

犬や猫が好む甘い匂いと味がします。公園に設置すれば野生動物たちが口にする可能性があるのは当然、動物たちの中に飼い猫や飼い犬が含まれることも犯人は分かっていたはずです。置かれた場所は公園なのです。複数の毒餌が仕掛けられていました。

正当な理由があるとはとても思えません。

ネコ対策のための毒餌?

花壇やプランターを荒らす。車の上で暴れて傷だらけにする。毎日、知らないネコの排泄物の処理をさせられる。猫に困ってる人の気持ちは経験していれば良く分かります。

ですが、こっそり毒エサで何とかしようという人の心は歪んでいます。まして無差別に命を奪うというやり方はあまりにも卑怯です。まっとうな人間の選択ではないと思う。

通販レビューの不気味さ

Amazonのレビューです。エチレングリコールを検索すると、関連商品の中にネズミ対策用品に混ざって「猫用のまたたび」が表示されます。

どれだけの人が猫対策にエチレングリコールを購入していたのでしょう。わかりません。わからないだけに不気味な印象を受けます。

本来は甘い(らしい)ものであるものの、国内販売のクーラントは希釈に加え誤飲防止のため苦味が付けてありますが、こちらは100%ですので混ぜ物一切なしです。
この方は通常の用途で使用されたと思われます。危険性があるので、ガスに匂い成分を加えるようにエチレングリコールを含む製品には苦み成分を添加していることがあります。
猫よけに買いましたが効果バツグンです。アルコールの匂いがするのか近寄らなくなりました
匂いだけでネコを寄せ付けなくする効果はありません。どんな使用法をしたのか非常に気になります。
使用のコツですが、欲張っていきなりドバッと大量に使わないことです。まずは小匙1杯、いや、小匙0.5杯でも良いでしょう。確実に蓄積していきますので、効果は絶大です。我が家はこれで静寂で清潔な環境を手に入れました。
小さじ一杯は5g。半分でも2.5g。どんな対象にどんな使用法をしたのか不明ですが、ネズミよりも大きな猫や犬にも十分に危険な使用量です。
義務教育の教えが大切
コツは少量を回数で稼ぐ事です
いきなりドバッだとうっ!っとなりなかなかお気に召さないようです
そう、小学校、中学校で習った物事はコツコツやらなきゃだめですよって教えを守る事が大切ですね
教師に感謝です
殺鼠剤や害獣対策でしょうか。ネズミに近いラットの半数致死量は4,700 mg/kg。餌に混ぜたとしてもドバッという表現はしなそうです。
効果は絶大だ!
タイトルのとおりです
比較的安全で安心で、即効性は期待できませんが、効果は絶大です
9割がたコレで逝けます

それだけ危険な薬品です。

薬品名は言わないほうがいい?

私は知るべきだと思います。

悪意を持った人間は毒物の情報を入手します。犬や猫、その他の動物たち、子供たちを守るには、良い人たちも知識を持っているべきです。

毒として利用してしまえば危険な物は、エチレングリコールの他にもたくさんあります。身近にある危険な薬品の知識はイザという時のために、知っていて損はないと思います。

誤飲や誤食、間違った使用法による薬品の危険性

「ちょっと舐めてしまったけど大丈夫かな?」という事態も、毒だと知っていれば「すぐに動物病院へ」という判断をすることができます。

哺乳類は大丈夫、でも爬虫類や両生類には毒性がある。そんな薬品も身近に存在しています。知っていれば防げる事故があると思います。

例えば、これから暖かくなると使用する方が増える殺虫剤。蚊取り線香や殺虫スプレーなどで使用されるピレスロイド系の薬品です。

哺乳類や鳥類などの恒温動物にはほとんど毒性は無いものですが、両生類や爬虫類にとっては毒物です。犬、猫は大丈夫です。

ところがカメやトカゲやヘビ、カエルやウーパールーパーなど、変温動物にとっては神経毒。命に係わることがあります。

拡散と情報提供

Twitterの情報主さんは犯人の情報を求めています。心当たりのある方は「moe @mmmoe331」さんのアカウントにアクセスしてください。