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犬の「ものもらい(マイボーム腺炎)」の原因と対策、顕微鏡で青ざめる細菌のことなど

コラム
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InstagramやTwitterの犬アカウントはホントに面白いですね!色んな地域の色んな犬の暮らしを見てると楽しくてついつい時間を忘れてしまいます。

さて、犬と人の生活ですが、楽しいこともあれば心配なこともある。ずっと元気なら良いけれど、人も犬たちも時には体調を崩してしまう事もあります。SNSの犬たちを見ていても、お悩み投稿は毎日のようにアップされますね。私の経験からも何かお役に立てたらと思いながらブログを書いています。

最近、私がよく見かけるのは犬の「ものもらい(マイボーム腺炎)」のお悩み投稿。人にも犬にもよくある目の病気の一つですが、なりやすい子は何度もなったりするので厄介です。関東では「ものもらい」で関西では「めばちこ」と呼ばれてますね。ものもらいになってしまったらまずは動物病院の獣医師さんに相談。

ものもらいに「なる前に」というのが今回のテーマです。

普段からマイボーム腺の詰まりを防ぐためにケアされてる飼い主さんってあんまり聞いたことないですよね。いざ愛犬がものもらいを患って初めて、どうしようかと考え始める。

涙やけはどうでしょう。「涙汚れの対策をしている人は?」と聞くと結構たくさんいますね。実はこれがマイボーム腺の詰まりの対策の一つになってたりするんです。

コペリの飼い主は、犬の目の周辺の洗浄に殺菌力のあるホウ酸水ケアを選んでます。

関連記事:ホウ酸水ケア歴20年!犬の涙やけ対策

犬の「ものもらい(マイボーム腺炎)」の原因と対策

このまぶたの病気の原因は、まぶたの縁にあるマイボーム腺という皮脂腺が詰まることです。そこから始まります。マイボーム腺の出口が塞がるとプツっと腫れが出来たりするのですが、そこに細菌が侵入すると化膿して炎症を起こしてしまいます。ものもらいは自然に治ることもありますが、悪化すると眼球の表明を傷めてしまうこともあるので注意したい病気です。

人も犬も目は一生モノですから、愛犬の目のまぶたに「何かできた」「腫れている」「かゆそうにしている」などの異常を見つけたら早めに専門の獣医師さんを頼るのが一番です。なってしまったらまず動物病院というのが最善の対策になります。

マイボーム腺を詰まらせる原因の一つ

マイボーム腺を詰まらせる原因の一つは汚れです。人間の女性でもマイボーム腺を詰まらせやすいという方いませんか? まぶたにプツっとできものが出来たり、腫れたり。まぶた周辺のメイク汚れが原因になることがあるのは有名ですね。

トップの画像を拡大しました。下のまぶたをご覧ください。

マイボーム腺を詰まらせる原因は実際には色々あるのですが、私たちが普段から気を付けてあげられるのは「目の周辺の汚れ」の対策です。

写真は風の日の散歩で休憩中のコペリです。たくさんの砂ぼこりが下まぶたに付着しているのが見えます。これはコペリが涙とまばたきで目に入った粉塵を下まぶたに洗い流した跡です。

「この涙と埃の混ざった汚れを放置すると?」

雑菌が繁殖して腐敗してしまいます。目やにが悪臭を放つのは細菌の増殖が原因。涙をそのままにすると、涙の成分は変質、涙に含まれる鉄分は錆のような赤茶色になります。積み重なって目元の毛に黒く沈着していきますね。これがいわゆる涙やけ(涙よごれ)です。腐敗した涙の成分と増殖した細菌は、目を刺激するので目やにや涙の量が多くなります。

ベトベトした涙よごれの中には増殖した雑菌がたくさん。顕微鏡で見ると恐ろしいですよ~。安い顕微鏡でも細菌を観察できるので、興味のある方はやってみてください。目の下を真っ黒にしている飼い主さんがゼロになるぐらいインパクトのある元気な元気なバイ菌の姿を見ることができます。初めて見たときはゾゾ~っとしました。

涙やけは色素の沈着による美容的な問題よりも、細菌の増殖のほうが犬の健康には気になる所です。しかもですよ、細菌がつくりだすリパーゼ(酵素みたいなもの)はマイボーム腺の穴を塞ぐ手助けもしています。汚れを除去して細菌の繁殖を抑えれば、犬のものもらいの原因のいくつかは対策できてしまうということなんです。

涙汚れと細菌が原因のものもらい(マイボーム腺炎)の予防的な対策はやっぱりホウ酸水ケアがおすすめです。ちゃんとやってるとホウ酸水ケアのビフォワアフターに感動しますよ。

犬の目の周りの洗浄はホウ酸と精製水

犬の目の周りの洗浄はホウ酸と精製水

犬の目の周りの洗浄の方法

ホウ酸水そのものに微生物に対する抗菌力がありますので、チョンチョンとつけるだけでも手軽にケアすることができます。材料はドラッグストアなどですぐ入手できますし、市販の涙やけ対策グッズより低コストです。過去記事にホウ酸水の作り方や使い方などを載せてます。

関連記事:ホウ酸水ケア歴20年!犬の涙やけ対策

コペリの家ではずっと犬を飼っていたので目のトラブルも病気やアレルギー、怪我など色々と遭遇してきました。ホウ酸水ケアを始めてから感染系のトラブルは少なくなったと感じてます。目の病気やトラブルにも様々な原因がありますので、これだけやっていれば病気にならないということはありません。目の周りを衛生的に保つ方法の一つとしてホウ酸水ケアが役立つというお話をさせていただきました。

美容の観点からの涙やけ対策にもホウ酸水ケアは使えるので、ぜひチェックしてみてください。

お散歩の後には目の周りの洗浄

お散歩中の犬の顔の位置はとても低いです。においを嗅いでいるときは本当に地面スレスレ。地面から巻き上げられた粉塵は犬の目に直撃します。埃の舞う道を歩いていると、コペリはたくさん涙を流します。犬は主に瞬きと涙だけで汚れを洗い流します。それでもダメなら猫のように顔を洗って目を前足で擦りはじめます。犬が自分の前足で目を拭うのって危ないですよね。

人間なら目に違和感を感じたらすぐに目薬をしたり拭いたり洗顔したりしようとするはずです。でも犬は人間のように自分の目をケアすることができません。しかも犬は人より少し鈍感ですよね。瞳に毛が入っても、小さなゴミがついていてもそのまんまにしてる犬の様子を見たことありませんか。

街の地面に降り積もった有害物質

「地面に漂う砂ぼこりや粉塵には何が含まれてる?」人間社会でも様々な病気を引き起こすことで問題になっていますね。地面に降り積もっているのはタイヤ粉塵や排気ガス由来の物質、アスファルト、ゴミや建材、塗料、薬品が粉砕された様々な粉塵。

人間社会では犬のことは二の次になってしまいますが、人間より小さな犬たちは、人間以上に健康に悪影響を受けながら生活しています。せっかく食べ物の添加物を気にしても、すす汚れた街の道を毎日散歩していたら影響がゼロではないはずです。

チワワの体重は2キロぐらい。60キロの男性と体重で比べたら有害物質の影響は単純に30倍。犬ではなくて「人間の赤ちゃんだったら」と想像すると心配になったりしませんか。

どこまで考えてあげられるか、というのもペットへの愛情の一つですね。お散歩の後はカラダをキレイにしてあげる。寝る前には歯磨きをしてあげる。「お散歩の後には目の周りをキレイにしてあげる」これを一つ加えると、目のトラブルを回避できる場合があると思います。(※眼球に触れてしまったり、擦ってしまって逆効果にならないようにも気をつける)

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