リーダーウォークは犬のしつけの基本の一つですが、飼い主にピッタリと寄り添って同じ歩調で歩く犬を見てると、きちんとトレーニングされた優しい犬に見えますね。見ていて安心感がありますし、主人の顔を見つめる犬の姿は可愛いらしいです。犬にとって尊敬できる立派な飼い主と歩くのは幸せなことですよね。
リーダーウォークができると散歩が楽になりますし、事故も防ぎやすくなるので安心です。コペリも散歩の時は上手に隣を歩きます。
たまに人から歩き方を褒めていただいたりもするのですが、実はそれはコペリの仮の姿…。
次女がリードを持つときだけは、ぜんぜん違う歩き方をしてしまいます。私が見てても別の子に見えるほどに…。
ある日、5年生になった次女がコペリを自分で散歩したいと言いました。近所は交通量があるので、そのままではコペリを任せられません。そこでリーダーウォークの練習をすることにしたのですが、この練習に思いもよらない効果がありました。
歩くだけではなくて、コペリが次女の他の指示まで従うようになってたんです。
チワワのコペリのリーダーウォーク
元々、コペリは他の人と散歩する時には上手に歩けるので、次女とのリーダーウォークを覚えるのにも思ったより時間はかかりませんでした。
最初はこんな感じで「お姉ちゃんとは歩かない~」ってイヤイヤしたり、逆にリードを引っ張って先に行こうとしたりしてましたが、30分ぐらいでコペリが隣を歩き始めました。
「これなら一人でお散歩できるかな?」というくらいに二人が歩けるようになった頃、コペリの変化に気づきました。いつもの次女ならご褒美が無いとコペリに無視されてるはずなのに、リーダーウォークの練習後は「呼び」や「待て」など他の指示にもコペリが従うようになってたんです。
家に帰って来てからもコペリの次女に対する態度は急変していました。ただ隣を一緒に歩く練習をしただけでです。普段のコペリと次女の犬猿の仲を知っていると信じられない気持ちになります。
まだまだ歩き方はリーダーウォークにはほど遠い状況なのですが、何だかコペリの姿も楽しそうでした。
コペリの方が前を歩こうとしてたり、左で教えているのに右側を歩いていたり、次女は次女でリードの緩め方が酷いですね。今はもうちょっと上手です。
犬との信頼関係がないとリーダーウォークは難しいと聞きますが、リーダーウォークから始まる信頼関係もあるんですね。この日からコペリと次女の関係は「こんなに違うの?」とビックリするぐらい良い感じになりました。なんだか変な感じです。
犬のしつけとは
犬のしつけは、愛犬が人間社会で幸せに暮せるようマナーを教えるために、事故や危険から愛犬を守るために、飼い主が責任として必ず行うべき教育です。
そして犬のしつけとは、犬が必要な状況で自発的に正しい振る舞いができるようにトレーニングすること。命令をしなくても犬が飼い主に好ましい行動を取れるようにするのが犬のしつけのゴールだと思います。「自発的にできるように」というのが大事ですよね。
リーダーウォークのしつけ
初めて家に来た犬に教えることはたくさんありますね。チワワにとっては歩き方のしつけの優先順位は高いと思います。スマホを見ながらのながら歩き、自転車。危ないですよね。
コペリと散歩をしていても、もしコペリを前に歩かせてたら危なかったというシーンが何度もあります。「チワワなら抱きかかえればいいじゃない」と思っていたら大間違いです。
小型犬の事故を見たことがありますか? 本当に一瞬の出来事です。カラダの小さいチワワは轢かれても踏まれても致命的。
リーダーウォークができると咄嗟の時に、身を寄せて自分の体でガードできたり、即座に立ち止まり危険を避けられたり、事故や危険から愛犬を守ることに役立ちます。日本ではほとんど実用の機会がありませんが、リード無しでも同じようにできると色んなシーンで助かります。